ミニバスについて

ミニバスについて

草加市には11のバスケットボールスポーツ少年団が存在します。
各団にはそれぞれ男女別のチームがあり、各団がそれぞれ指導方針を持って活動をしています。
各団とも随時団員を募集しています。
ここではミニバスとスポーツ少年団について少し解説してみたいと思います。
スポーツ少年団は、1962年に公益財団法人日本スポーツ協会が創設した歴史あるスポーツクラブです。「一人でも多くの青少年にスポーツの喜びを!」「スポーツを通じて青少年のからだとこころを育てる組織を地域社会の中に!」と願いつくられました。約20万人の指導者と、約83万人のスポーツが大好きな仲間たちが、スポーツ少年団に登録しています。
スポーツ少年団は地域社会でそれぞれが独自に自主的で主体性をもった活動を展開しています。
スポーツ少年団活動を通じて、歓びや楽しさを体験する共に、仲間との連帯や友情を育て、更にはその課程の中で協調性や創造性などを育み人間性豊かな社会人として成長することを期待しています。
草加市スポーツ少年団は、草加市スポーツ協会に所属しています。
ミニバスケットボール競技規則
前書き ~要約~
ミニバスケットボールは「友情・ほほえみ・フェアプレイの精神」によって行われます。
ミニバスケットボールは子どもたちのために考案されたバスケットボールのゲームです。子どもたちにとって面白いもの、楽しいものであり、将来もバスケットボールをしてみたいと思う動機になったり、スポーツに接する喜びが感じられるように工夫されています。
ボールは一般のものより小さいものを使用し、バスケットの高さも低くなっています。規則もできる限り簡易にし、条文も少なくなっています。このため競技において起こりうる状況がルールとして条文化されていない場合もありますが、「友情・ほほえみ・フェアプレイの精神」に照らして、適切に処置するよう定められています。
ミニバスのルールと一般のルール
ミニバスと普通のバスケットボールは上にも記載されているように、多少ルールが異なります。
NBAで八村が活躍する姿を見て、バスケを始めてみようという方もいるかもしれませんが、テレビの解説と違うということも、あるかもしれません。
また昔ミニバスやバスケをやっていたお父さん、お母さんが見ていても、「あれ?」自分たちの時とは少し違う気がする。ということも出てくるかもしれません。
そもそも(公財)日本バスケットボール協会(JBA)から発行されている、ミニバスのルールをわかりやすく解説した「だいすきミニバス 改訂版」(2007年発行)が、JBAのホームページからダウンロードできるのですが、本体が改訂されず、変更点をまとめた資料がホームページ上にポロリ、ポロリと置かれているため、いったい何が本当なのかの全貌を知るのが、なかなか大変ではあります。
それぐらい、ここ数年バスケットボール自体のルール変更が行われているということになります。
ここでは、2020年時点で有効な基本的なルールを解説します。
出場人数に関するルール
1チームは10人以上15人以下の選手により構成されます。ただしチーム構成員の人数不足などで大会に出場できないなどを考慮した特別ルールとして、8人のJBA登録があれば大会に参加できることになりました。この特別ルールには以下の制約があります。
- 10人以上の登録があるチームが8人を選抜して試合に出ることはできません。
基本は10人の出場です。 - 9人の場合は9人で参加しケガや病気などのトラブルで8人以下になってしまったら棄権扱いになります。
- 8人の場合は8人未満になった時点で棄権いとなります。
また選手個人が出場できるクオーターにも制限があります。
- 一人の選手は一試合を通じて3クォーターしか出場できない
- 3クォーターまでに10人の選手が出場していなければいけない
- 一人の選手が3クォーターまでに連続して3クオーター出ることはできない
- 4クオーターに限っては選手の交代は自由
草加市の各チームの皆さんに必ずお守りいただきたい、ミニバス観戦時の注意事項となります。
ここに記載された事項は、基本的なことですので、市内・市外を問わず、また公式戦だけではなく練習試合や合同練習などの時にも必ずお守りください。 万一ルールを守れていないチームを見かけた場合には、必ず自チームの指導者を通じて、指導協会議で報告をお願いします。
●会場使用上の注意事項
ミニバスケットボールの試合の多くは 小学校の学校開放を利用して体育館を会場としています。
また公共の体育館でも使用上の注意があります。 注意事項をお守りいただけないと、会場としての使用が出来なくなりますので必ずお守りください。
- 体育館は土足禁止です。上履き・スリッパなどをご持参ください。
- コート内は飲食禁止です。決められた場所以外では飲食をしないでください。
- ゴミは必ず持ち帰ってください。
- 決められた場所以外への立ち入りは禁止されています。
- 一部の体育館では2階ギャラリーから観戦します。手すりに寄りかかる、乗り出す、足をかけるなどは危険です。また手すり付近にモノを置くことも厳禁です。
- 2階ギャラリーから落ちた水筒が子供にあたるという事案が発生しました。大怪我につながる重大事故となります。
2階ギャラリーでは手に何かを持って観戦することは厳禁です(草加市内チーム特別ルール)。カメラ・ビデオ・スマホを含む、全てのモノ持たないでください。 - 喫煙は学校の敷地外の決められた場所で行ってください。特に副流煙に気を配り、子供たちが間接吸引しないよう配慮してください。
- 最終ゲーム後の会場の片付けなどお手伝いをお願いします。
- 学校の周りでは、大きな声を出さないでください。近隣住民の方への配慮をお願いします。
●ゲーム観戦上の注意事項
自分の子供や自チームの子供だけでなく相手チームや会場にいる子供たち全員を等しく気にかけ、素晴らしいプレーには惜しみない声援をお願いします。
- いいプレーには拍手や声援を送りゲームを盛り上げましょう。
- 相手チームに対してネガティブな声援を送ることはおやめください。
- 審判も子供たちのために勉強しながら間違いのないように頑張っています。ゲーム中は審判の判断が全てです。審判の判定に意義を唱えるような言動はおやめください。
- フロアの応援席では危険ですので三脚の使用は禁止です。
- カメラやビデオを三脚などに付けたまま放置することは禁止です。 必ず人が支えてください。 怪我につながるばかりでなく、機材破損による賠償問題が実際に発生しました。
- フラッシュ撮影はゲーム進行の妨げとなります。予めフラッシュ停止モードに設定してください。
- 応援席から子供たちに指示をすることはマナー違反です。このような行為に対しては、ベンチに警告が与えられ、ヘッドコーチやチームにペナルティが与えられます。
●その他の注意事項
大人は子供の手本となるよう行動してください。
また会場にいる子供たちは どの子も区別することなく
- いけないことをしたら叱る
- 危ないと感じたら注意する
- 挨拶を率先してする・させる
といったあたりまえのことを、あたりまえにやってください。
ミニバスの年間スケジュールは、毎年下記のようになっています。 各年度毎の詳細なスケジュールは、指導協のページから、事業計画をご確認ください。
春季交流大会(草加市)
新6年生を中心とした新チームでの初めての市内大会です。
GW頃に市内チームによるリーグ戦で順位が決まります。
上位チームはスポーツ少年団の地区大会に推薦され、勝ち上がると埼玉県スポーツ少年団県大会に出場できます。
草加市フレッシュ大会(草加市)
普段なかなか試合をすることができない、草加市11団22チームの4年生以下の大会です。 4月から入団した子供たちの一生懸命な姿は、見ている方も思わず笑みがこぼれる楽しい大会です。
草加カップ(草加市)
草加市のスポーツ少年団・ミニバス指導者連絡協議会が中心となっ行われる地域交流大会です。 原則として夏休み最後の土日に県内各地区から有力チームを招待して交流戦が行われます。
U-12秋季大会(埼玉県)
東部支部大会-県大会-関東大会へとつながる大会です。東部支部予選が9月中旬頃から始まります。
フレッシュ大会(東部支部)
4年生以下を対象にした大会です。 草加市は埼玉県東部支部の各チームと対戦します。
秋季交流大会(草加市)
草加市内の5年生以下の大会です。 10~11月頃に開催され、次年度最初の大会となる春季交流大会の組み合わせがこの大会の順位で決まります。
埼玉県U-12リーグ戦(埼玉県)
6年生最後の県レベルの大会となります。 2、3、4週目に行われます。 上位に勝ち上がると、全国大会に進出できます。
卒業記念大会(草加市)
2月に行われる草加市の6年生最後の大会です。 最終日には記念体育館に全チームが集まり6年生を紹介するパフォーマンスのあと最終戦が始まります。 当日は最後の試合とあって、各ゲームとも白熱した試合が行われます。
東部支部新人戦(埼玉県東部支部)
埼玉県U-12リーグ戦、卒業記念大会の日程の合間を縫って行われる東部支部の5年生以下の大会です。 この時期は各種大会が目白押しのため、早いところは1月から予選リーグの試合が始まります。 3月下旬に決勝戦が行われ、この大会で上位になると、新チームになる4月以降で各種の大会に地区推薦で出場できるチャンスが広がります。
市内大交流大会
2018年度から始まった草加市内の大交流大会です。 この日は同学年の子供たちが普段のチームを超えて、チームを作り、対戦します。 同じぐらいのレベルの子供たちが対戦するため、普段上級生の間に隠れて目立たなかった子たちも、のびのびとバスケを楽しめる1日です。
時間に関するルール
ミニバスの試合は、1クオータのゲームタイムは6分間で、4クオータで1試合となります。 1Qと2Q、3Qと4Qのクオータの間には1分間のインターバルがあり、2Qと3Qの間にはハーフタイムが5分間あります。 6-1-6-5-6-1-6のような書き方でゲームの進行表が書かれている場合には、6がゲームタイム、間の1や5がインターバルタイムになります。 なお練習試合や夏場の試合などでは、5-1-5-3-5-1-5などのように試合時間やインターバルタイムが短縮されるケースもあります。ゲームタイムは、ゲームタイマーで計測され、6分間経過するとブザーで終了を知らせます。 ブザーが鳴る前に手を離れたボールがリングに入った場合には、得点が認められます。これをブザービーターと呼びます。
また各クオーターではそれぞれ1回づつのタイムアウトが認められています。 タイムアウトは45秒間でタイムアウトが終了したらすぐにゲームを始めなければなりません。
バスケットボールの醍醐味の一つにスピードがあります。
テンポのいいゲーム展開の裏には、秒単位で決められた様々な制限があります。
- 24秒ルール
自チームがボールコントロールを始めてから、24秒以内にシュートを打たなければなりません。ボールコントロールとはただ触っただけではなく、自チームが保持した時からとなります。このため、例えばドリブルの途中で相手にボールをカットされ、そのボールがコートの外に出た場合には、24秒のショットクロックは止まりますが、24秒は継続され、スローイン後に再度ショットクロックが進みます。
またシュートとは、ボールがリングに当たるか、リングに入ることを言います。24秒のブザーが鳴る前に手を離れたボールが、リングに当たるか、リングに入れば、24秒以内にシュートを打ったことになります。
逆にブザーが鳴る前に手を離れたボールが、リングに当たることも、入ることも無ければ、24秒のバイオレーションが成立します。
ただし、この時のボールがディフェンス側のコントロールに変わったら、バイオレーションは成立せず、ディフェンスからオフェンスに変わったチームの24秒が始まります。
24秒は相手にファールがあった場合には、リセットされます。
- 14秒ルール
24秒以内にシュートを打って、リングに当たったボールを再びオフェンスが保持した場合、ショットクロックが14秒にリセットされます。
- 5秒ルール
バスケットボールでは、5秒以内にしなければならないことが、いくつかあります。- スローイン:シュートが入ったあとや、バイオレーションやファウルのあと審判からボールを渡されてから、5秒以内にボールをスローインしなければなりません。
- ディフェンスが近くにいて、パスもシュートも、ドリブルもできない状態で、5秒間ボールを持っているとバイオレーションになります。
- フリースローの時、審判からボールを渡されてから5秒以内にシュートを打たなければなりません。
- 3秒ルール
ゴール下のペイントエリア(制限区域)に3秒以上とどまることはできません。両足をペイントエリアの外に付けなければペイントエリアの外に出たことにはなりません。
罰則に関するルール
ミニバスケットボールは、相手のバスケットにボールを入れることで得点を競うゲームです。ドリブルやパスで相手のバスケットまでボールを運び、シュートによりバスケットにボールを入れて得点をあげます。
これら一連の動きの中で 規則違反が発生した場合に罰則が与えられます。
罰則には大きく2種類あり、バイオレイションとファウルと呼ばれます。
バイオレーション
バイオレイションは、相手との接触によらない規則違反です。
皆さんご承知のようにバスケットボールでは、ボールを持って3歩以上歩くことが禁じられていますが、それ以外にもいくつかの、してはいけないことがあります。
バイオレイションが発生すると、審判はパーの手を挙げて笛を鳴らします。
バイオレイションが発生した場合には、審判がワンタッチしなければ、ゲームを始めることができません。
主なバイオレイションは
- トラベリング
ボールを持って3歩以上歩く - イリーガル・ドリブル
ドリブルを止めてもう一度ドリブルをつく
(ボールを支え持ってドリブルをする) - 3秒ルール違反
相手ゴールの制限区域内に3秒以上留まる
(ただしこの間にボールがリングに触れた場合はそこから3秒) - 5秒ルール違反
ディフェンスに阻まれドリブルもパスもシュートもできず5秒間経過 - 24秒/14秒ルール違反
攻撃開始から24秒/14秒以内に相手リングにボールを触れさせることができない - キックボール
ボールをわざと蹴る - ジャンプ・ボール・シチュエーション
両チームのプレイヤーがボールをしっかり掴んだ - アウト・オブ・バウンス
ボールをコートの外に出す
ファウル
ファウルは主に相手との接触により発生する反則です。
ファウルが発生すると審判はグーの手を挙げて笛を鳴らします。
シュートをしているプレーヤーに対してファウルを犯すとそのプレイヤーにフリースローが与えられます。
一人のプレイヤーが5回ファイルをするとゲームを続けることができなくなります。またチームのファウルがひとつのクォーター内で4つを超えると、その後ファウル1回ごとに相手チームにフリースローが与えられます。
主なファイルは
- イリーガル・ユース・オブ・ハンド
叩く、押さえる - ブロッキング
相手の進路を不正に邪魔する - ホールディング
掴む - プッシング
押す - チャージング
進路上にポジションをとっているディフェンスに突き当たる
そのほかにも、バイオレーションやファウルがありますが、さらに詳しく知りたい場合には、こちらをご参考にしてみてください。